ヘアカラーによる女性の薄毛

最近では、ほとんどに女性がヘアカラーをしている様ですね。

方法としては、ヘアダイ ヘアマニキュア ブリーチ といった様々な方法があるみたいです。

ヘアダイで染めた毛の色が落ちないのは、ヘアダイの色の粒子が毛の表面と内部の間に入り込むからです。

それに対して、ヘアマニュキュアは毛の表面しか色がつかないので、色が落ちやすいのです。

ブリーチというのは、過酸化水素水(オキシフル)などでメラニンを脱色して、黒い毛を茶色にする方法です。

ブリーチやヘアダイは強いので毛を傷めない様にしないといけないです。

もちろん頭皮にもいい影響があるはずありません。

こういった、染色剤の影響によって女性の薄毛つまり脱毛の原因となったりします。

 

染色剤の成分

染色剤の主成分である、パラフェニンレンジアミンとパラトルエンジアミンが頭皮のタンパク質と結合することで抗原となって皮膚上で抗体を作ります。

そうする事で、抗体と抗原抗体反応が起こって、痒くなったり炎症が起こったりして毛根がダメージを受けて脱毛してしまいます。

また、パーマをする事でも毛根にダメージを受ける事もあります。

パーマ液によって、アルカリとチオグリコール酸が原因で頭皮が赤くなります。

この赤くなる程度はパーマ液の濃度に比例しています。

アレルギーを持っている方によっては、炎症が大きくなってしまってステロイド剤を使ってもなかなか痒みが取れない事も多くあります。

痒みが出た場合はすみやかに皮膚科の医師の診察を受ける事をオススメします

また、年を重ねるにつれて、髪の毛の毛表皮(キューティクル)が薄くなってきます。

そのため髪は細くなって、コシがなくなります。それで髪にボリュームがなくなり、頭皮が薄くなった様に見えたりします。

女性の場合、髪の毛の一番太い時期は30代で、それ以降は右下がりで細くなります。

フケが多くなる原因となったりするので注意が必要です。

 

ヘナ

最近の若者はいうまでもなく、日本の中高年の女性もカラフルな洋服を着る様になってきて、服に合ったマイルドな色の髪にするためでしょうか、ほとんどの方が髪の毛を染める様になりました。中には白髪隠しの意味での方もいらっしゃいますが、一時のパーマネント全盛時代から染毛全盛時代になってきている様です。

染毛にも色々ありまして、一時的に毛の表面を染めるヘアスプレー、ヘアスティック、ヘアリンスある程度長持ちする半永久染毛料のヘナ、ヘアマニキュア、永久染毛剤のヘアダイがあります。

ヘアダイは酸化染毛剤とも呼ばれ、毛の大部分を占める毛皮質のほとんど全部を酸性の液で染めるものです。

長持ちしていいのですが、原料のジアミン系の薬品にアレルギー反応を起こす方がいますから、事前にパッチテストで確認する事が大事になってきます。

ヘナ、ヘアマニキュアなどの半永久染毛料は、毛の表面のキューティクルと、毛の大部分を占める毛皮質の一部を酸性の液で染めるもので、ヘアダイほどは長持ちはしないとされています。

しかしアレルギー反応は起こさないので、安心して使えるのが特徴的です。

稀にヘナを使用した際に頭皮が痛くなってしまう事がありますが、これは頭皮が硬い方に多い症状で、血行が一時的に良くなっている証拠です。

純粋なヘナには、日本人の黒い髪の毛を隠す作用がなくて、それを補うために大青(だいじょう)という植物を混ぜたり、ケミカルヘナと称して酸化染毛剤の材料を入れたりしている製品があって、これらにアレルギー反応を起こしている事も多いです。

また、最近よく使われているトリートメントで毎日使用する事で、髪の毛が自然と染まると言われているのは、銀などの金属が空気中の酸素によって酸化されて黒色の錆に変わるという反応を応用したもので、自分の好きな色は出しにくのですが、白髪隠しにはなります。

染毛剤でしっかりと染めてから、その際に傷んだ毛髪をしっかりとトリートメントする事でヘアカラーは長持ちしていきます。

育毛剤には配合成分を溶かすためにアルコールなどが使用されている事が多いので、染毛剤使用した直後に使うと色落ちが考えられます。育毛剤の使用は染毛後2〜3日あけてからがいいと思います。

 

パーマについて

女性の方は月に1度は髪の毛の手入れで美容院に行かれる人も多いと思います。

パーマは基本的に薄毛にはよくありません。

しかしながら、パーマをしないわけにはいかない…といった方もいらっしゃいます。

まずは、パーマとは一体どんな物なのかを説明していきます。

 

パーマの歴史

パーマの歴史は記録に有る限り、紀元前2000年の古代エジプトまで遡ります。
その時代は、女性が毛髪に湿った土をつけて、木の枝などの丸いものに巻きつけて太陽にさらしてカールを巻いていたそうです。

近年に行われているパーマネントに関して言えば、フランスのマルセル・グラトウが1872年に焼きゴテによるマルセル・ウェーブを発表したのが最初とされています。社交界を中心に広まったそうです。

1905年には、ドイツのチャーチル・ネッスラーが、加熱に加えてホウ砂が毛髪にウェーブをつけるのに効果的という事を発見しています。このホウ砂というのがホウ酸ナトリウムを主成分としていて、強いアルカリ性を示しているそうです。

現在あるパーマネントがアルカリで毛髪を膨潤させるのはここから始まっています。

1930年には、イギリスのスピークスマンによって亜硫酸水素ナトリウムを用いて加温(40〜50度)することでパーマを確実に手軽にできることを発見しています。1940年には、アメリカでは現在のパーマのやり方に近いコールドパーマが誕生しました。SH基をもつ化合物(チオール化合物)が非常に有効であるとされています。

日本で2001年にあった化粧品基準の制定に伴って化粧品として、パーマネントウェーブと同じようなカールやストレートを得ることが可能となりました。髪にも優しい素材も多く開発されているみたいです。

 

 

パーマ剤の種類

医薬部外品と化粧品

パーマ剤と呼ぶものは、厳密には医薬部外品を指し、化粧品は含まれません。しかしながら、一般的にはカーリング剤もパーマ剤のカテゴリーに含めて考えることが多いです。

医薬部外品と化粧品の違いは、有効成分があり、効果・効能があるものが医薬部外品、有効成分が無く作用が緩徐なのが化粧品です。医薬部外品のパーマ剤は有効成分として還元剤、酸化剤の種類と量が決められています。

一方、化粧品であるカーリング剤は化粧品基準により配合制限されている成分以外は制限はありません。

医薬部外品のパーマ剤

医薬部外品のパーマ剤はパーマネント・ウェーブ用剤製造販売承認基準において10種類に分類されています。
主に効果、効能、第1剤の有効成分の組み合わせの違い、処理温度、浴式により分類されています。

詳しくは厚生労働省の資料にあります。

 

 

パーマの特徴と種類

パーマや縮毛矯正(ストレートパーマ)で1液と言われる薬剤は還元剤と言われています。
髪の毛のSS結合を切る成分と一般的には アルカリ剤で作られています。パーマや縮毛矯正で毛髪の形状変化するのは、この還元剤でSS結合を切り酸化剤と呼ばれる2液で再度結合させます。

1液は、チオグリコール酸システアミンが実用的な感じです。その他は還元力で劣るようです。

美容院で扱っているパーマはだいたい次の3種類あります。デジタルパーマ エアウエーブ コールドパーマ

・デジタルパーマはかかりが良いことです。しかも熱と薬の2つの力でかける分、パーマのもちもいいのです。

・エアウエーブは柔らかい質感にかかるということです。髪の毛は60度以上で熱変性を起こします。エアウエーブの場合は55度付近で設定されているので熱変性を起こしません。

・コールドパーマはダメージが少ないところです。

それぞれ、あなたにあったパーマを見つけてくださいね。薄毛で悩んでいる方は髪へのダメージが少ないパーマがお勧めです。

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