頭皮が硬い
薄毛で悩んでいる方のほとんどといっていいほど、頭皮は固くなっています。
これは、一体どういう事なのでしょうか?
頭皮がパッツンパッツンに固くなるのは主に2つの理由があります。
1つ目には、血行不良になっているからと
2つ目には、重力の問題で下に下がっている。
この2つの理由によって頭皮が固くなる事がほとんどです。
血行不良に頭皮がなるとですね、老化が進んだり、紫外線の影響で頭皮の柔らかい繊維が乱れたりして乳酸が溜まっていったりもします。人間の頭部の筋肉は、大きくわけて帽状腱膜・前頭筋・側頭筋・後頭筋があります。この筋肉の中で自分の意思で動かせないのは、帽状腱膜です。ですので他の部分よりも固くなりやすい傾向があります。
2つ目の理由として、重力の影響で下に下がるのですが、その影響で頭の上の方にある帽状腱膜が引っ張られる事で頭頂部と前頭部が固くなってしまいます。ですので頭皮マッサージをご自身でする場合は、下から上にゆっくりと頭皮を動かしてあげれば効果も高くなります。当院オリジナルの女性の薄毛に効果的なマッサージをお教えしたいと思いますので、楽しみにしておいてくださいね。
頭皮の異常な張り感の他に知っておきたい事があと3つあります。
それは、頭皮の色です。健康な髪の毛の生えている日本人の頭皮の色は少し青白い状態が正常です。よく昔、30年ほど前になりますがマルコメ君って小さい方がいたでしょう?わかりますか? これで年齢がバレてしまいますね 笑 あの方の頭は坊主で頭皮の色が青白かったの覚えていますか?あの少し青白い頭皮の色が、健康で髪の毛がフサフサ生える色です。
2つ目が、頭皮の血行を見る事です。これは頭皮をご自身の指で強く数秒間圧迫して指を離してすぐに赤くなれば、血液の循環はいいと考えていいですよ。強く押さえても白っぽいままですと、血液の循環はよくないです。
最後に3つ目ですが頭皮の毛穴をしっかり見る事です。毛穴がつまっているとしっかりとした毛が生えないばかりでなく、今ある大事な毛もなくしてしまう可能性があるからです。
私は福岡天神で治療院をして今年で14年目となります。これまで多くの肩こりをはじめとした症状のクライアントさんを診させていただきました。当院は女性のクライアントさんが多く、多くの女性の悩みである薄毛に対しても治療をしてきています。体の状態をよくしてから頭皮に特殊な針をしていって生活習慣や正しいシャンプーをやっていけばかなりの確率で薄毛が改善していきます。ですのでこのブログで正しい髪に対する知識を得ていただきたいと思います。
白髪
また、白髪は抜くと増えるとよく言われますが、はたして本当でしょうか?
白髪を無理に抜くと、生えてくるのに約120日かかります。120日後には、また抜いた毛穴から新生毛が生えてきます。生えてくる毛は、白髪が生えてきます。
日本人の白髪が生え始めるのは、男性で30歳前後・女性で35歳前後より始まると言われていて、白髪が頭髪全体の50%以上になるのは、55歳前後であると言われています。
白髪は一般的には老化によるもので、メラニンをつくる能力が次第に衰えて、毛髪中に3〜5%ほどあった色素が消失してしまったものです。他の疾患でも白髪になってしまう事があります。
人の髪の毛の色を決めるのは、毛皮質に多く含まれているメラニン色素で毛母細胞という細胞にあるメラノサイトで作られます。髪の毛の色が異常がある場合は細胞に何らかの異常がある事があります。
話しを戻します。毛は一つの毛穴から1本しか生えていないのではなく、2〜3本生えています。白髪を抜くと同じ穴から生えている毛根を破壊してしまうので、黒い毛を作らなくなってしまうので、結果として白髪が増えた様に感じているのです。
白髪は老化現象の一つです。色素細胞(メラノサイト)は毛球部で毛母(角化)細胞にメラニン色素を供給して、毛髪は黒く見えます。何らかの原因でメラニン色素が無くなってしまうと白髪になります。しかし現在の科学技術においてもなぜ色素が無くなってしまうかは不明です。
ある研究者によると色素細胞の機能の低下やその数の減少、消失が考えられています。
毛母細胞の幹細胞は、毛球部が障害を受けると、毛球部にいってその修復に関係しますが、色素細胞の幹細胞は毛周期の時に1回だけ関与しているとされています。1度白髪になってしまった毛髪は途中から黒くなる事はありません。
白毛が抜け落ちた後の毛周期のさいに色素細胞の機能が回復して黒い毛を生やすのです。加齢による白髪は、毛周期を繰り返す内に色素細胞の幹細胞が次第に衰えて色素細胞がメラニン色素を産生できなくなるためと考えられています。この白髪は黒い毛に戻る事はありません。現在は、染める事が唯一の対策です。
日本人の平均、白髪の発生年齢は、男性が30才代前半、女性が30際代後半で、頭髪の半分が白くなるのは55才頃で、女性の方が男性よりやや早いと言われています。しかし個人差が大きく、遺伝的な要素や精神的ストレスと関係があるとされています。白髪は、太く長い毛の方が早く起こりやすく、まず頭髪に始まって、眉毛、あごひげ、ワキ毛に出てきます。
若白髪は、加齢による白髪と異なって10才代後半から20才代に白髪になる人がいます。他の異常を伴わないで白髪にだけなる人もいます。
また、ある部分に局所的に白髪がたまっている状態で、脱色素性母斑などや尋常性白斑(白なまず)、化学的に生じる事もあります。
円形脱毛症の場合、白髪まじりの方は白髪だけ残る事があります。これは白髪の毛包にはメラニン色素が無い、つまり、異常毛包であるため、自己免疫反応が起こらないためと考えられます。また、円形脱毛症が治る際に、初めに白髪が生えてくることがあります。
ちなみに、当院のクライアントさんからよく
何かショックな事があると一夜にして白髪になるって本当ですか?
と聞かれるのですが、毛髪の理論的には考えられません。しかしながら、稀に数日間で白髪になってしまうという事もあるみたいです・・・
どうしても、気なる方は白髪の根元から切ってしまうのもいいかもしれませんね。
白髪に良い食事
と聞かれたりもするのですが、髪の成分は
- タンパク質 約80%
- 水分 約12~13%
- 脂質 約1~8%
- 微量元素(ビタミン・ミネラル等) 約0.5%~1%
となっていますので、タンパク質を多く含む食べ物で肉・魚・大豆等で銅や亜鉛を多く含む食べ物である 牡蠣・レバー等をオススメしています。髪はタンパク質からできているので、タンパク質はアミノ酸からできていますので、アミノ酸を多く含む食べ物でもいいですよ。
また、白髪を防ぐにはビタミンがいいと言われています。
そのビタミン類は レバー 小麦胚芽 に多く含まれているので気になる方は食べられてもいいと思いますよ。
まとめとして、白髪は抜いてはいけない! という事です。
女性の薄毛が起こる場合に頭皮に色々な症状が出てきます。
健康な頭皮というものは、適度な潤いや滑らかさ・弾力・張り・匂いも無臭に近く、血行も良い状態です。しかしながら薄毛になっていく際には色々な前兆があります。
その一つに、まずフケが多くなったりします。フケが異常に多くなっていたりするとよくないです。フケは皮膚が剥がれた角質に皮脂や汗や汚れ等が混じったものです。フケは単純に不潔にしているからではなくて、性ホルモンの異常、シャンプーの成分によっての毛髪・毛根のダメージ、シャンプーの回数、炭水化物や脂肪の取りすぎ、ストレス、残留塩素、ビタミン不足、アレルギーによっても発生します。
フケの種類としては、べとついた脂性のふけ、パラパラとした飛び散る乾いたフケ、これら2つが合わさった様なフケの3種類あります。
それぞれ詳しく解説していきます。
べとついたフケですが、脂性のフケでちょっと難しい用語で 尋常性湿性落屑 といいます。脂性のフケは異常に皮脂の分泌が多くなって、頭皮が脂ぎっている状態です。この原因というのは、男性ホルモン等にによる代謝異常で新陳代謝が激しくなって、皮脂や角質を作るのが早くなって大量のフケとなったからです。頭皮についた脂をしっかりと取らないでいると、その毛穴に残っている物質が酸化してしまって毛穴をふさいで炎症を起こします。この炎症は、最近やカビの影響を受けると湿疹の様になって痒くなります。
この様な状態になってしまっている際は皮膚科での治療をお勧めします。ご自宅でできる対策としては頭皮の血行をよくする事で、余分な脂をとって、脱脂力の強いシャンプーをしてビタミンが含まれるトニックをしたりするといいですよ。
パラパラとした飛び散る乾いたフケは、尋常性乾性落屑 と呼ばれていて 乾燥した角質層が必要異常に剥がれている状態です。ストレスや刺激の強いシャンプーを使うとよくおこるフケの状態です。このタイプのフケは、頭皮に脂質をたっぷりと補充してあげる事が重要になってきます。当院のクライアントさんで多いのがシャンプー等の成分をよく見ないで脱脂力の強いシャンプーを使ったり頭皮の脂を奪う強い育毛剤を使うと逆に症状が悪くなる事が多いので気をつけたほうがいいですね。
また、よく聞かれるのが、
育毛剤や整髪剤
育毛剤や整髪剤でスーッとするのは何ですか?
と聞かれるのですがあれは、アルコールです。アルコールが成分に入っているので、スーッとするのですよ。この場合のシャンプーは何を使っていいのかわからないとうい声も聞きますが、刺激の少ない保湿力のあるアミノ酸系のシャンプーを使われるといいです。
当院の女性の薄毛の治療としては 全身調整 鍼 気功 をします。そしてご自宅での 食生活改善 シャンプーの仕方 ヘアケア を中心に1日でも早くあなたの薄毛が改善する様に全力を尽くします。お気軽にご相談ください。